第82回 平成6年6月3日(金)
 
演題  光合成の機能改良を目指して ーRuBisCO研究の現状と展望ー
   横田明穂((財)地球環境産業技術研究所(RITE))
 
 光合成炭素代謝はまずリブロースビスリン酸カルボキシラーゼ・オキシゲナーゼ(RuBisCO)CO2固定反応によって始まる。これまでの光合成解析研究から、C3植物の光合成においてはRuBisCOが律速となっており、その改良によって光合成の効率は改善されると考えられている。演者はこれまで、すべての光合成生物のRuBisCOに共通する酵素機能の構造活性相関をけんきゅうする手法は採らず、ある生物群のRuBisCOに特徴的な酵素機能(具体的には反応の履歴現象)の解析を行ってきた。ここでは従来型の研究や我々のRITEでの研究の現状を紹介し、さらにこれらの成果がRuBisCOの機能の改良にどのように結びついていくのか展望する。

←戻る

©島根大学 総合科学研究支援センター 遺伝子機能解析部門 shimane-u.org